低体温症2 ~食生活からの改善ポイント~
昨日は、低体温症の原因として考えられるもの、なぜ平熱が低いとよくないのかについて書かせていただきました。
今回は、低体温を防ぐため又改善のため、日常生活におけるポイントをあげていきます。
実践していただきたいことなので、生活に取り入れやすい内容でお伝えしていきます。
①からだを温める作用の食材をとり入れる…ショウガ、ニンニク、ミョウガ、山芋、ネギ、お肉類のどれかを最低1~2種類でもいいので毎食のメニューから外さないようにする。
②栄養バランスに少し意識をおきましょう…糖質や脂質過剰はからだの新陳代謝に良くない影響を及ぼします。ジュースやお菓子類はからだに冷えをもたらす傾向にあるものですので量は控えめに。
③エネルギー生産が進まない…低体温症は糖質をエネルギーに変える能力が落ちると指摘されます。このエネルギー生産効率を高めるためにビタミンB1,B2、鉄や亜鉛、セレンなどのミネラルを十分に摂取する。豚肉やカキなどの貝類に多く含まれる栄養素ですね。
④体温の7割は筋肉で作られる…適度な運動でからだを使うことを1日15分からでも始めるとよいでしょう。ジョギングや水泳、ウォーキングもよでしょう。
⑤自律神経を正常に機能させる…ストレスや不規則な生活は自律神経失調の要因になります。日光を浴びる、食事を同じ時間帯で摂る、疲労を感じたら早めに就寝するなど、からだに気を使った習慣をとり入れる。
これら①~⑤の対応はすべて有効です。すぐに結果を求めるのではなく、5年後10年後のご自身の健康のために是非おさえて頂きたいと思います。